終局までの Leela の判定結果を得る

Leela の判定結果を得るには,次のように実行します。
1)『SGF』データをLeelaに読み込み,「10手戻し」ボタンを何回も押して,対局初期時の棋譜に戻します。
2)メニュー『Analyze』→『Stary/Stop Analysis』をクリックします。同時に,『Analysis Window』と『Show Histogram』にチェックを付けます。
3)「10手進み」ボタンを何回も押して,終局まで進めます。
このようにすると,下図に示すような図が得られます。


白は切断を優先すべきだった

この碁では,勝率ヒストグラムの変動が大きく落ち込む場面がありましたので,その局面を見てみましょう。
左側の「次の一手の棋譜並べ」には棋譜の終局図が表示されています。そこで,手数窓 No. に「137」を入力し,「Jump」ボタンを押すと,下図のようになります。


白「137」は,中央黒の眼形に迫ったものでしたが,右上の黒につながれてしまいました。
この手の代わりに,下図に示すように,白 ①,③ をきかして,⑤ と出るのが最善でした。このような展開ならば,中央の黒が取れていました。

寄せを打つ前に手入れをしておこう

白が上図の手順を逃して,再び,黒の勝勢に戻りました。しかし,黒は寄せで誤りました。
左側の「次の一手の棋譜並べ」の手数窓 No. に「194」を入力し,「Jump」ボタンを押すと,下図のようになります。


黒「194」あるいは「196」の代わりに,下図の黒 ① のように,上辺をつないでおけば,勝ちでした。


黒は自分からダメを詰めて白に切られて終了

黒は,上辺のキズを放置したまま,黒「194」とダメを詰めたため,下図に示すように,白から左隅へキリを入れられました。
こうなっては,どう打ってもタダでは済みません。切られた石の下側か上側のどちらかを取られて,形勢が逆転しました。